おすすめ本紹介「傲慢と善良」
みなさん、こんにちは。エンタメ好き大学生のゆうきと申します。当ブログでは、本や映画、ドラマなどのエンタメ作品をどんどん紹介していきます。
それでは早速、私が最近読んだ小説の感想を述べていきます。
1.作品紹介
タイトルは「傲慢と善良」2019年に発売、2022年に文庫化しました。作者は直木賞作家の辻村深月さんで、代表作には「かがみの弧城」などがあります。
2.この本を選んだきっかけ
恥ずかしい話ですが、偶然本屋でこの本を見つけた時、表紙に描かれていた女性が日向坂46の齊藤京子さんに似ていたことから興味を持ちました。
第一印象はそんな感じでしたが、いざ手に取ってみると、帯には「人生で1番刺さった小説」の文字。非常に興味をそそられ、また学びや共感を得られると思い、購入することに決めました。
3.あらすじ
舞台は現代。主人公の西澤架(にしざわかける)は、婚約者の坂庭真実(さかにわまみ)との結婚披露宴を控えていた。そんなある日、真実が忽然と姿を消してしまう。真実の居場所を探るべく、架は真実の地元へと向かう。そこで徐々に浮かび上がる真実(しんじつ)とは。
4.感想
一言で言うと、今までで1番刺さりました。それは、全ての人間の心の奥底に眠っているであろう“傲慢さと善良さ“を、一見ありがちな恋愛物語に沿って描写しているからです。
朝井リョウ氏の解説にもあるように、人は何かを選ぶとき、葛藤や妥協などさまざまな問題に直面することになります。その現象を極限にまで解像度を高めて表現したのがこの本の1番の魅力であり、多くの人が自分を見つめ直すきっかけとなるのであろうと感じました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。今回は、「傲慢と善良」を紹介しました。これからも少しずつではありますが、エンタメ作品を紹介していきますので、乞うご期待ください。それでは、またの機会で。