毎年記憶を失う彼女の救い方
こんにちは、ゆうきです。今回は、本物の愛がわかる小説を紹介します。
基本情報
タイトルは、「毎年記憶を失う彼女の救い方」。第54回メフィスト賞、第7回静岡書店大賞「映像化したい文庫」部門で受賞した恋愛小説です。著者は望月拓海さんで、こちらは彼のデビュー作となります。
それでは、詳しい紹介していきます。
この本を選んだきっかけ
私が高校生のとき、図書館で出会ったのがきっかけです。表紙から漂ってくる儚さと、タイトルから連想されるストーリーに心惹かれ、手に取りました。
あらすじ
トラウマを抱えた主人公は毎年、記憶が両親の事故死直後に戻ってしまう。そんな女性の前に現れた見知らぬ小説家が、ある賭けを持ちかける。
「1ヶ月デートして、僕の正体が分かったら君の勝ち。わからなかったら僕の勝ち」
他人に心を開くことのできなかった主人公が、この男性とデートを重ねるうちに、その優しさに惹かれていく。男性の正体を明かすことはできるのか。そして、そこに隠された真実とは。
おすすめポイント
この本で、私の心に深く突き刺さった言葉を紹介します。
見返りを求めるなんて、愛じゃない。
薄っぺらい、当たり前だと思うかもしれませんが、私はこれこそが愛の本質なのではないか、という気がしています。
また、「全ての伏線が、愛」と紹介されることも多いことにも納得です。ぜひ、皆さんも張り巡らされた伏線を探しながら読んでいただきたらなと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。人を愛することに対する考え方が大きく変わった作品を紹介しました。それでは、また。